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矯正方法の種類について|値段やメリット・デメリット、期間の比較


悪い歯並びを改善する矯正方法には、いくつかの種類があります。それぞれに異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、どれを選んだら良いのか迷っている方も多いことでしょう。ここではそんな矯正方法として、マウスピース矯正(インビザライン)・ブラケット矯正(表側矯正)・舌側矯正(裏側矯正)の3種類を例に挙げて、値段や治療期間などを名古屋市中村区の名駅ファイン歯科・矯正歯科が比較します。


▼マウスピース矯正(インビザライン)


マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使った歯列矯正の治療システムです。ここではマウスピース矯正の代名詞ともいえるインビザラインについて解説します。


◎インビザラインの特徴

インビザラインは、ポリアクリル製のマウスピース(アライナー)を1日20~22時間装着し、1~2週間ごとに新しいものへと交換するマウスピース矯正で、後段で解説するブラケット矯正や舌側矯正とは、装置の見た目も歯の動かし方も大きく異なります。そのため矯正方法を選択する際には、まずインビザラインに代表されるマウスピース矯正か、ワイヤー矯正という大きなくくりで検討を進めていくと良いでしょう。


◎マウスピース矯正の値段・治療期間

マウスピース矯正の値段は、700,000~1,000,000円程度が全国的な相場となっています。全体矯正ではなく、部分矯正を選択した場合は、300,000~600,000円程度とやや値段が安くなります。マウスピース矯正で全体矯正を行う場合は、1~3年程度の期間を要します。部分矯正の治療期間は、3~12ヶ月程度です。


◎マウスピース矯正のメリット

【メリット1】装置が透明で目立たない


透明な樹脂で作られたマウスピースは、ほとんど目立たず、他人から気づかれにくいという特徴があります。


【メリット2】食事と歯磨きがしやすい


マウスピース矯正の装置は、食事と歯磨きの際に取り外せるため、これまで通りの食事と歯磨きをすることができます。


【メリット3】装置による痛みや刺激が少ない


インビザラインで動かせる歯の距離は、マウスピース1枚あたり0.25mm程度です。比較的弱い力でゆっくり歯を動かすことから、矯正に伴う痛みも少ないです。また、矯正用のマウスピースは、薄くて表面が滑らかなので、歯茎や舌、頬の内側の粘膜などを刺激しにくいです。


【メリット4】金属アレルギーのリスクがない


マウスピース矯正では、金属材料を一切使わないため、金属アレルギーのリスクをゼロにできます。


【メリット5】通院頻度が低い


インビザラインによるマウスピース矯正は、2~3ヶ月に1回の通院で歯並びの治療を進めていくことができます。


◎マウスピース矯正のデメリット

【デメリット1】適応範囲がやや狭い


マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びに向いた治療システムのため、重度の不正咬合の場合はブラケット矯正などを使用した治療となることがあります。


【デメリット2】装置の着脱・装着時間は自己管理


マウスピースの着脱や装着時間は、患者様自身で管理しなければなりません。


【デメリット3】装着時は水しか口にできない


矯正用のマウスピースをつけた状態では、マウスピースが着色してしまう可能性があります。装着した状態でなにかを飲む場合は、水が推奨されています。


▼ブラケット矯正(表側矯正)


歯列の表側にブラケットとワイヤーを固定する矯正法です。世界的にもスタンダードといえる方法なので、治療実績が豊富であり、適応範囲も広いです。


◎ブラケット矯正(表側矯正)の値段・治療期間

ブラケット矯正の値段は、選択するブラケットやワイヤー、患者様の歯並びの重症度によって大きく変わりますが、全国的には600,000~1,100,000円程度が相場となっています。治療にかかる期間は、全体矯正で1~3年程度、部分矯正は3~12ヶ月程度で、マウスピース矯正と大きな差は見られません。


◎ブラケット矯正(表側矯正)のメリット

【メリット1】適応範囲が広い


ブラケット矯正は、ほとんどの歯並びに適応できます。


【メリット2】装置をつけた状態で飲食できる


固定式の装置を使うブラケット矯正では、そのままの状態でいろいろな食べ物・飲み物を口にできます。


【メリット3】細かい調整がしやすい


ブラケットの位置やワイヤーの屈曲度を変えることで、歯の細かい移動が可能となります。


◎ブラケット矯正(表側矯正)のデメリット

【デメリット1】装置が目立ちやすい


歯列の表側に装置が固定されるため、ひと目で矯正中であることがわかります。


【デメリット2】食事や歯磨きがしにくい


食事や歯磨き時には矯正装置が邪魔になり、磨きにくい部分も出てくるため、入念なセルフケアが必要です。


【デメリット3】痛みなどの不快症状が多い


ブラケット矯正では、比較的強い力で歯を動かすため、治療に伴う痛みもそれなりに強くなります。また、ワイヤーが口腔粘膜を刺激するなどのトラブルも起こりやすいです。


▼舌側矯正(裏側矯正)


歯列の裏側にブラケットとワイヤーを固定する矯正法です。歯の裏に装置をつけることから裏側矯正と呼ばれることもあります。


◎舌側矯正(裏側矯正)の値段・治療期間

舌側矯正の値段は、全体矯正で1,200,000~1,500,000円程度が全国的な相場です。上顎だけ裏側で、下顎は表側にするハーフリンガルであれば、値段も数十万円程度、安くなります。舌側矯正にかかる期間は、マウスピース矯正や表側矯正よりやや長くなるのが一般的ですが、年単位の違いが見られるわけではありません。


◎舌側矯正(裏側矯正)のメリット

【メリット1】装置が見えない


舌側矯正の装置は歯の裏にあるため、“目立たない”というより、“見えない”といった方が正確です。


【メリット2】食事の時に見た目が気にならない


表側矯正では、ワイヤーとブラケットに詰まった食べかすが目立ちますが、舌側矯正ではそれが見えないのは大きなメリットです。


【メリット3】歯周病やむし歯のリスクが低い


歯列の裏側は唾液による自浄作用が働きやすいため、食べかすや歯垢がたまりにくく、歯周病やむし歯のリスクを低減できます。


◎舌側矯正(裏側矯正)のデメリット

【デメリット1】歯磨きがしにくい


装置が裏側にあるため、鏡を見ながら歯を磨くことができず、歯磨きがしにくい場合があります。


【デメリット2】発音がしにくい


上の前歯の裏側は、舌の動きを制限することが多く、発音や滑舌が悪くなるケースもあります。


【メリット3】費用が高い


舌側矯正は、表側矯正やマウスピース矯正よりも費用が高い傾向にあります。


▼まとめ


今回は、矯正方法の種類について、それぞれの値段や治療期間、メリット・デメリットなどを名古屋市中村区の名駅ファイン歯科・矯正歯科が解説しました。大人になってから受ける歯列矯正の種類は、マウスピース矯正・表側矯正・舌側矯正の3つに大きく分けられ、それぞれに異なる特徴があります。ご自身に合った矯正法がよくわからないという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。当院では3種類すべての矯正方法に対応しております。


名駅ファイン歯科・矯正歯科
院長 歯科医師
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